思い出補正で人はものを買うのか?
食べ物の写真はつい惹かれてしまうものがありますね。
食にこだわりが強いわけでも何でもないんですけども。
コッペパンのイメージは、給食に出てくるまずいパン、
というのが真っ先に思い浮かぶのではないか。
給食に関しては実は地域で結構当たり外れがあるらしいが
幸いにも私の地元の給食はほとんどまずいと思ったことがない。
しかしそれでもコッペパンや食パンに関しては、
ご飯と一緒で「おかずありきで食べる、おいしくもなんともないもの」
であり、加えてパンの日でも「おひたし」のような
パンに微塵も合わないものが平気で出されていたため、
パンは単体で味わわざるを得なかったのもその不味さを際立たせていたように思う。
さて、こんなコッペパンに代表される「まずい郷愁食べ物」、
果たしてリバイバルさせるだけの価値があるのだろうか。
ローカロリーであったり、健康的であったりと
何らかの機能性が高いのであればまずくても
リバイバルさせるだけの価値があるのだろうが、
パンで何かを挟む美味い食べ物がほかにいくらでもある中、
単なる郷愁対象物というだけで食べたいとは思わないのではないか。
地元に根付いていたブームの火付け役の「福田パン」のようなところならともかく、
新たにブームにのって始めても、単なる一過性のもので
終わるような気がしてならないのである。
シミにさようなら?メラニン色素の表皮への移動判明について
これは、今後シミに悩むことがなくなる可能性があるということだろうか?
そもそもメラニン色素はシミを気にする人々にとっては
悪者というイメージが強いと思うが、
紫外線等の外部刺激から肌を守るために生成されるわけなので
過剰に作られたり、肌にずっと居座らなければありがたいもののはずだ。
シミを消す方法は「レーザー治療」や「ハイドロキノン」等があるが
いずれも値段も高く、また体の自然なメカニズムを利用するものではなく
外部から強制的に施すような治療なのでなかなか気が進まない人も多いだろう。
今回の表皮への移動メカニズム発見によって、
この「過剰に作られたり、肌にずっと居座ってしまったメラニン色素」を
体自体が持つ自然なターンオーバーのサイクルに乗せて適切に排出されるように
する方法が開発されることを願うばかりだ。
新語・流行語大賞2016について考える
新語・流行語大賞は「神ってる」 広島カープ活躍を象徴 | 2016/12/1 - 共同通信 47NEWS
http://this.kiji.is/176968348830416905
毎年この時期お約束の行事になっているこのイベント、
去年の「トリプルスリー」もそうだったが、
また今年も聞いたこともない言葉か…と思い、
そもそもこのイベントって何なのか調べてみた。
元々は「自由国民社」っていう政治団体ぽい名前の出版社が
「世相を軽妙に映し、多くの人々の話題に上った新語・流行語」を選び、
その言葉に関わった人・団体の顕彰するものとして
1984年から開催し始めたものらしい。
「神ってる」ってどのあたりが「世相を軽妙に映し」、
「多くの人々の話題に上った」のだろうか?
カープが活躍したことってそこまで話題集めてただろうか?
そもそも野球ほとんど関心ない自分からすると、
この「神ってた」らしい鈴木選手よりも
日本シリーズでの大谷翔平のほうがよっぽど「神ってた」と思う。
日本シリーズ最中に広島の飲食店で「ハムカツ」が販売中止になった、
という話題だけはやけに印象に残ってはいるが…
この賞を単純に人々の関心や報道された総時間で定義するなら、
話題になった、といえばやっぱり「ゲス不倫」だったと思うし、
流行した、といえば「PPAP」じゃないかと思う。
この定義でいくと、検索ランキングとかニュースやワイドショーでの
放送時間や国民アンケートなんかで数値を出すのが納得がいくんじゃないかと思う。
そもそもなんでこんな釈然としないような言葉が大賞にされてしまうのか。
ネガティブな意味で流行ったものを選出すると、
ちょっと過度にセンシティブな人たちにクレームつけられたりしてしまうからNG。
また、イベント自体が盛り上がらないと困るから受賞者がいないような言葉もNG。
そんなこんなで、ある程度明るいか、少なくともニュートラルな話題の
キーワードが選出されるようになっているのだと思う。
そしてそれにしっくりこない、ということは、
その年の最も人々にインパクトがあった話題は、ネガティブ要素が
強いものが優勢だった、ってことを表しているんではないかと感じた。